旅先の美味しいもの ◇お題箱から
旅行したことのある都道府県または海外の国とそこで食べた記憶に残るおいしいものを教えてください。
わたしは、あまり旅行をしたことがない。
独身の頃、もっとふらふらと一人でどこかに行けば良かったと少しの後悔がある。
少ない旅行の思い出から、美味しかったものを思い出してみた。
大好きな沖縄。
3泊4日と2泊3日で2回沖縄へ行き、3回食べたのは栄町市場商店街の中の「べんり屋 玉玲瓏(イウリンロン)」の餃子と小籠包。
まず商店街の雰囲気がノスタルジックで胸がギュンギュンする。
わんこ蕎麦を食べるかの如く、餃子と小籠包をツルツルごくごく吸い込んだ。
商店街やお店の雰囲気は抜群なので、また行きたい。
沖縄は好きすぎて、一度行くと本気で帰りたくなくなって、那覇空港であまりにもつらくて泣いてしまうほどなので、好き以上の何かがあるのかもしれない。
夫の実家がある長崎に、結婚前に旅行した。
晴天の元旦に軍艦島に上陸するという、忘れられない思い出。
わたしは長崎チャンポンや皿うどんを、食わず嫌いしていた。まず、白いスープの麺が非常に苦手なカップヌードルシーフードを彷彿とさせるから。そして、おこげに熱々の餡をかける料理が好きじゃないため、似たような皿うどんを視界に入れずに生きてきた。
佐世保のガード下の古い食堂の雰囲気があまりにも好みだったため、意を決して皿うどんをオーダーした。夫はチャンポン。
この日から、皿うどんはわたしの好きなごはんの一つになった。どう美味しいのかと問われると、何も答えられないけど。バリバリ食べる麺が好きなだけかもしれない。
ひと口もらったチャンポンは、カップヌードルシーフードの味はしなかったけど、よくわからない味だった。
まだ、時期ではないのかもしれない。
中学校の修学旅行で訪れた北海道から思い出される食べ物は、ビスケットのマリーである。
最後の1泊の日、わたしの布団の中でビスケットのマリーを食った奴がいた。眠くなって布団に入ると、甘い粉でチクチクザラザラした。
高校の修学旅行は韓国で、とにかく空気が合わなかったせいか、4泊5日間ずっと咳が止まらず、咳止めを毎食後飲んでも止まらず、死ぬ思いをした苦しい思い出が強すぎる。強いて言うなら、途中のドライブイン的なところで売ってた、人参と牛蒡がたっぷり入ったさつま揚げみたいなものが串に刺さってて、それにケチャップのようなものをかけて食べたよくわからないものは、はっ!とする美味しさだった。
福岡は長崎に帰省する際の経由地で、必ず天神ホルモンで食事する。天神ホルモンは、毎日食べたいくらい好き。美味しい。
神戸は友人の結婚式で、伊丹空港でたこ焼きを食べながら居眠りしてしまい、ビックリした。
東北はまぁ適当に、美味しいものはたくさんだよね。
あとはついつい東京に出て遊んでしまうという感じで、思い返しても旅行の思い出が少ないな〜と、改めて感じた。
なので、Twitterで人々がわたしの行ったことのない地で食べたことのない食べ物を食べていると、わぁ〜とワクワクウキウキしてしまうのだ。
ちなみに今一番行きたいところはハワイです。