わたしは夫を愛しているのか ◇お題箱から
「夫さんのことを愛していますか?」
自分が愛されているかどうかには厳しく、ネガティブな方向に過敏に反応しがちで、ただの思い込みだったり被害妄想だったり、おれはもうだめだと落ち込んだり不貞腐れたり独り相撲をとったり、大変面倒くさい女なのだけど、自分が夫を愛しているかはあまり考えることがなかった。
ごくたまに、あれ?わたしは夫を愛していないのかもしれない、と後ろめたい気持ちになったりしたことは、あった。
何をもって愛しているとか、猫に対しては明確だけど、夫に対しては明確ではない。
だから考えてみた。
夫が死ぬほど落ち込んで、5日間おれはもうだめだ状態になっても静かにそばにいるだろう。
6日目もおれはもうだめだ状態だったら少し離れるだろう。
7日目もおれはもうだめだ状態だったら張り倒していい加減にしろと詰るし、愛想を尽かしてしまうかもしれない。
でも、同じ気持ちで同じ方向を向いているのなら、じめじめぬめぬめ暗闇の洞窟でも、灼熱の砂漠の街でも、誰もいない寒い星でも、楽しく過ごしていきたいし、たくさんの笑いや喜びをせっせと彼に運びたいなと思うので、これは大いに愛している、といえることなのかもしれないな、と、自分の気持ちの発見をすることができた。
大事な質問をありがとうございます。